笑いプロジェクト

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a nightcap

 ナイトキャップいわゆる寝酒。寝る前の楽しみな毎日の習慣。

布団の上で、退屈仕切りの猫が飽きるまで遊びの相手をした後、赤ワインを飲みながらの読書。これが楽しみでたまらない。遊び疲れた猫は「早く電気を消して寝ようよ」のサインを送ってくるのだが、そこはお互い様で我慢してもらう。

 読む本は、本棚で眠っていた「つんどく」状態の本たち。「手をつけたけどおもしろくなかった」「なんか読む気にならなかった」「後にしようと思っていたら忘れてしまってた」・・・等々、読んでいなかった理由はさまざま。「なぜこんなおもしろい本を積んでおいたのだう・・」と思う本に出会ったり、「あ こんなの持ってたんだ」と驚いたり。色々と楽しい。もちろん読み返してもダメな本はある。駄作というわけではなく。いわゆる「性格の不一致」。感覚が合わないのだ。視点やアプローチや題材がイヤというのもあったりするが、それよりもテイスト。文体だったり、句読点の打ち方だったり、何か気に入らなくて読み続けていられない(いられなかった)。

 何年(何十年)かたって、私がこなれたのか大人になったのか、読めなかった本がおもしろい本に変わる。そんな素敵な出会いを味わえる「a nightcap」。

 「ワインが美味しかったな」と思って眠りにつける夜は幸せな夜。終わりよければ全て良し。人生いろいろな楽しみがあるもんだ。

商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント

堀 登志子