笑いプロジェクト

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笑いの花咲く国へ

 筆者の所属している日本笑い学会では、毎月オープン講座を開催している。(大会実施の月は休会) 5月は前会長であり、関西大学名誉教授の森下伸也先生にお話をいただいた。

 

 森下先生、お声がとっても素敵で、笑い声がおおらかで朗らかで、声を聞いているだけで心がウキウキしてくる。

 テーマをいただいた時から胸が躍っていた。「笑いの花咲く日本」なんてすてき。昔から日本人はとてもよく笑う民族だったようだ。ことの起こり・・ヘレニズムのアルカイックスマイルがシルクロードを経て渡ってくる。様々な国や時を経つつ日本に辿り着き、和の国で円空が作ったとされる仏像はどれも微笑んでいる。なんと12万体もあるそうだ。宗教からお笑いへと移り、万歳 漫才 伊勢太神楽 落語 と日本語で紡がれる芸能に笑いが引き継がれていく。天照大神の神話から始まり落語、ニーチェ、ベルグソンまで、ぎっしり詰まった知識と知恵に裏打ちされたお話。生き生きとリアルにたっぷり語ってくださった。

 

 心に残った言葉「脱成長コミュニズム」「縄文時代に戻れ」。洗濯機もなく冷蔵庫もなく、自分たちでマンモス殺して捌いて食べて、でも笑いに満ちていたであろう社会。引きこもりが150万人弱もいるという日本。すでに60歳にもなっている人もいるらしい。新しい生き方、社会が求められていることは確かだ。と言葉にして考えさせられる講座だった。

 そういえばその昔、若い大学の先生に「繁栄発展はやめて、みんなで貧乏になろう」と言って、「それは嫌だ」と言われたことあったなぁ。そこまではいかないが、ご近所仲良く醤油の貸し借りしてた「サザエさんの世界」には戻りたいな。

 「笑いの花咲く国」 そんな国に住みたいものだ。

 

 オープン講座6月は、産科医の昇幹夫先生「泣いて笑って逝こう」。お申し込みはこちらから

https://www.nwgk.jp/event/eventOpen.html

 

商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント

堀 登志子