笑わせ力で伸ばす人間力・企業研修・社員研修
笑わせ力でトップセールスを実現
筆者の属している日本笑い学会では、毎月オープン講座を実施している。話題はボウリングの話からハイデガーまで多岐にわたっている。
4月は映画評論家で新世界東映映写技師の長嶺英貴さんが、「チャップリンから寅さんまで 喜劇映画の系譜とその魅力」をテーマに語ってくださった。
映写技師というから、しかも新世界東映なんていうから、、どんな人なんだろうとドキドキ待っていると、ニコニコ笑顔のノリのいい人がやってきた。「今や日本に映写技師は7人しかいない。僕はその一人」と語り始める。
まず声が大きくて柔らかくてハリがある。弾むようなリズム感、「喋りたい」という気持ちの溢れたおしゃべり。「座って喋るの苦手」とついつい立ち上がってしまうのも微笑ましい。話始めて数分で、すっかり好かれてしまった。実にチャーミングな人。一度魅了されると「好き」が加算されていく。一言喋るだけで笑いが起きる。共感が生まれる。うなづき、笑い、身を乗り出し、講師と一緒になって、場を楽しんでいく。こうなったら強い。一言一言が身に落ちていく。彼の世界に共感していく。
チャップリンからバスターキートン、ハロルドロイド、そして、ドリフターズ、渥美清と、動画を挟みながら、裏話からその影響まで話が広がっていく。
講師がまず最初に語った言葉。「喜劇の中に涙がある」。笑いと涙は表と裏。この二面を持った喜劇は心に残る。
戦争を笑いの中で否定し続けたチャップリン。彼の映画「独裁者」は、体格の良かったヒトラーを小さなおっさんに印象付けた。笑いには人の心を底辺から動かす力があるのだろう。
終わってからのアンケートで、「家に帰ってからの楽しみが増えた」との声があった。映画を見直したのだろうか、大事にしまっていたパンフレットを引っ張り出してみたのだろうか。今の時代に照らして、今自分たちのできることを考え直すきっかけにした人もいるのだろう。
日本笑い学会のオープン講座情報はこちら
https://www.nwgk.jp/event/eventOpen.html
商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント
堀 登志子