笑いプロジェクト

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スマホを見てる場合じゃない

 年末、電車の中、座ってる私の前ににぎやかなおばさま集団が乗り込んできた。年忘れランチ会だったらしい。

 「美味しかったねー」「お腹いっぱい」どうやらビュッフェスタイルのランチで2から3時間居座ってたらしい。

 「次の駅やね。迎えにきてくれるの?」「今日は歩いて帰るわ」「へぇー 何メートルくらい?」・・・「へ?」

耳に入った私も静かに「へ?」となる。「何メートル?」「うん 何メートル」、、「ふつうは何分くらい?って聞くよねー」と盛り上がるおばさま達。ついに聞かれたおばさま考え始める。「何メートルかなぁ。坂やし。階段あるし。うーん」と ここで又 皆で破顔する。

 おばさま達の話題はコロコロ変わる。「息子さん東京に下宿してるんよね。帰ってくるの?」「うん」「お母さんのご飯食べたいやろね」「いやそれが、、何食べたい?って聞いたら返ってきた答えが、「刺身」やったの」「さしみ?切るだけの?」「そうなの オムレツでもグラタンでもなく」「そりゃショックやなぁ あなたのグラタンご馳走やのに」「アレ結構手間かかるのよ」「わかるわかる なのに食卓に出したらあっという間になくなるのよね」「腹立つよねぇ」「そうなのよ こないだなんかもさぁ 途中で粉チーズないのに気づいて買いにいって」「あ!チェダーチーズ乗せても美味しいよ」と、話は息子の帰省からチーズに、トムとジェリーに、夫婦喧嘩に、、と目まぐるしくかわっていった。

 私は読みかけの本を閉じ、寝てるふりして会話を楽しませていただいた。途中吹き出しそうになることしきり。すごいぞ!おばさまたち。仕込みもなく、話を無理なくまわして、みんなで笑って、側で聞いてた私も笑わせて。ええ旅になった。話の回し方の学びにもなったぞ。

 

 電車の中はネタの宝庫。スマホみてる場合じゃない。

 

商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント

堀 登志子