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毎夏お盆に郡上八幡の徹夜踊りに行ってる。今年は最終日に参戦。夜八時から朝四時まで。踊り続ける。
最初に訪れたのは三年前。コロナも落ち着き観光客が動き出した頃。前夜の大雨で高速道路は通行止め。夕方になんとかたどり着いた時も小雨が残ってた。宿の浴衣を着て下駄履いて、祭り会場に乗り出したのが、ことのはじめ。
まちの人たち老若男女が輪になって踊る。踊りながら歌う。掛け声をかける。7月から9月まで続く郡上踊り。戦中にも軍の許しを得て続けたという。今、この瞬間に踊ってるまちの人たちは、生まれた時から毎夏この節を聞き、踊り続けてきているのだろう。「下駄がすり減って割れちゃった」とこどもを抱いて踊ってたお母さんがいた。「お兄ちゃん」といとこのお兄ちゃんらしき高校生に、輪の対面から恥ずかしげに声かける女の子。「お!久しぶりやな」とピンクの髪の女の子に声かけるおじいちゃん。
まち中が知り合いだ。お盆の夜にまちのひとが集ってる。そこに混ぜてもらう私たち。
踊りは九種類。一曲が長い。踊り屋台でお囃子奏でて謡う囃し方は、熟年の技を極めた強者たち。余裕たっぷり。笑いを誘いながら夜の時間を埋めていく。とにかく踊る。飲まず食わずで踊る。(時々補給はするけど) 周りの人の動きを見ながら踊る学ぶ踊る 習得していく。
まちの人は踊りも唄も身体に染みついてるから余裕がある。自分なりの工夫したり、手を抜いたり、朝まで実に楽しそうに踊る。観光客の私も混ぜてもらえるゆるやかな空気。
まちの文化を連盟と紡いでる郡上。力のあるまちだ。
下駄屋は朝まであいている。鼻緒を緩めたり締めたりと忙しそうだ。
商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント
堀 登志子