笑わせ力で伸ばす人間力・企業研修・社員研修
笑わせ力でトップセールスを実現
ジャンジャンこと笑いプロジェクトの山本です。
先日、奈良県で行われた大学生の合宿に参加しました。夜はお待ちかねのバーベキューです。およそ20人の男女学生が、炭に火をつけるところからスタート。最初はぎこちなかった会話も、火おこしとともに少しずつ温まっていきました。
肉を焼く人、野菜をひっくり返す人、トングを握りしめる人。それぞれの手元から煙が上がり始めるころには、すでに会話も笑い声もはじけています。最近の大学生は、20歳を過ぎても「アルコールをください!」とは言わず、むしろ炭の扱いや焼き加減で盛り上がる。焼き場こそが最高のコミュニケーションツールです。
そして宴もたけなわ。お腹がいっぱいになったそのとき、現れたのが 真の主役――マシュマロ。
「まだ食べるん!?」という声とともに、全員が割り箸を手に取り、白くてふわふわの挑戦者を炭火にかざします。これが意外に難しい。近づけすぎると一瞬で溶け落ち、離しすぎると焼けない。絶妙な距離感を保つその緊張感――まるで恋の駆け引き。
表面がこんがりキツネ色になった瞬間、誰かが「できた!」と叫ぶ。その歓声に、周囲の笑顔がいっせいにほころびます。炭火の周りで、一人ひとりが「おいしい!」「焦げた!」「あつい!」と叫びながら笑う姿は、まるでジェットコースターを一緒に乗り終えた仲間たちのようです。
その夜、マシュマロはただのデザートではなくなりました。人と人との距離をふんわりと溶かし、初対面同士を一気に仲間に変えてしまう――そう、**バーベキューにおけるマシュマロは、友だち作りのラスボスであり神様なのです。