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大きぃまわせ

 塚口神社の秋祭りはまちぐるみだ。塚口五町のふとん太鼓やだんじりを、それぞれの町内の世話役や青年団のメンバーが塚口のまちなかを曳航する。二日間朝から晩まで。子どもたちも揃いのハッピを着て、先頭の綱を握る。だんじりの中で太鼓をたたく(これは早いもの勝ちらしい)。晴れ姿を披露するのは、てっぺんで誘導する若者。

 お正月に獅子舞をお願いしている玉之助師匠から聞いた話。昔は日本の村落にはお社があり、お獅子さまが納められていて、村落ごとの舞の手が伝わっていた。村の子どもたちは、大人が稽古や祭りで踊るのを見て、横で真似して踊り、いつしか大きくなって舞うようなっていく。習うのではなく真似る、文化の継承。

 塚口五町の子どもたちも、綱を引きながら、いつかだんじりのてっぺんにあがりたいなんて憧れたりしてるんだろか。女の子も男の子も揃いのハッピに楽しげだった。旧家がマンションに建て替わっても、町名が区画整理で変わっても、環境に変化しながら連綿と紡がれていってほしいな。まちのこどもたちが「かっこいい」って誇りに思えること。それが大切だな。きっと。

 

 祭りでは皆 老若男女 みんな笑顔だった。

 

 「大きぃまわせ」は、だんじりが角を回るときにかける掛け声。

 

 

商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント

堀 登志子