笑わせ力で伸ばす人間力・企業研修・社員研修
笑わせ力でトップセールスを実現
名刺交換。小さな小さな名刺の中の、小さな小さな一文 日本笑い学会 と言う私の肩書き。
名刺交換して75%いや80%の人の目に留まる。「日本笑い学会」の八文字。驚きの一声から会話が弾む。なんとも不思議な学会。
名前の印象は別にして、実に真面目な学会だ。学術研究者が「笑い」を軸に、医学的な面から歴史、言葉、心理、社会、、といったさまざまな面から研究を重ねている。この学術研究者とともに、日常の生活や仕事の中から「笑い」を切り口に考えたり追求したりしている、いわゆる市民研究家もいる。この学術研究者の専門的研究と、市民の日常のなかの観察や実践からの考察や知恵。そのふたつが重なり合って極められていく笑い学。ふたつが相互に極め合う場、それが市民参加型の日本笑い学会。
八月のおわり、年に一度の研究成果を持ち寄る第32回大会がおこなわれた。
厳選された15本の研究発表とワークショップ。1日目は記念講演と笑い学選手権(テスト)と懇親会。2日目はその場にいる全員で意見を交わす参加型テーマ別分科会。
学会という組織ながら、実に肝要な盛りだくさんなプログラム。
そこで、池田市でおこなっている「池田こどもお笑いプロジェクト」の実践報告を、当プロジェクトの堀が、大阪大学落語研究部のメンバーと仏教大学青砥先生とでおこなってまいりました。
まずは阪大落研の落研ハッピで目を奪い、次に私の簡単だけど勢いだけは良い概要解説、そして阪大生ひとりひとりの報告。最後に青砥先生のアンケート解析。
学生が「僕はこう感じた」「子どもたちからこんな反応があった」と、飾らぬ言葉での報告が、数字の提示はなくても生の声として会場につたわったようだ。ここに青砥先生がアンケートを数字に変えて分析してくださった。おかげさまでとても良い反応を会場からいただいた。ありがたや。
飾らぬ言葉は力がある。若い存在は力がある。そう感じた2025年度の日本笑い学会夏の大会。2024年度の30周年大会の節目を経て、新しい風がそこここに感じられた。恩師井上宏先生が立ち上げた学会。これから楽しみな笑い学。
報告の内容はまた今度。
商店街アドバイザー 日本笑い学会理事
堀 登志子