笑いプロジェクト

笑わせ力で伸ばす人間力・企業研修・社員研修

笑わせ力でトップセールスを実現

フェリーのうどんから始まった“笑わせ力”研修

ジャンジャンです。

 

 鹿児島から垂水港へ渡るフェリーの船内に、知る人ぞ知る名物うどん屋があります。旅の途中に立ち寄ったその一杯は、出汁の香りがふわりと立ちのぼり、つるりと口に運べば心までほぐれます。実においしいのです。そんな幸先のいい船旅の先に待っていたのは、鹿屋市での研修会でした。


 肝属地区商工会女性部会が主催する「笑顔で売れる!ユーモア接客術」には、40人余りの女性の皆さんが集まりました。テーマは「笑わせ力」。お笑いや落語の芸人のような技術がなくても、日常のちょっとした工夫で人間関係はぐっと良くなるのです。その秘訣を体感していただくことが目的でした。

 

 まずは深呼吸をして「アローハー!」と声を合わせ、続けて「ハハハッ」と笑ってみました。最初はぎこちなかった声も、だんだんと大きく、そして本物の笑い声に変わっていきました。次は笑顔体操です。口角をぐっと上げると「小顔になった気がする!」と拍手が起こります。笑うことが美容と健康に効くとわかると、皆さん真剣そのものでした。

 

 さらにハイタッチ演習にも挑戦しました。手のひらが触れ合うと自然に笑顔が広がります。会場全体が「楽しいから笑う」のではなく「笑うから楽しい」に変わる瞬間でした。心理学でも、人が相手から受け取る情報の7割以上は表情や声のトーンといわれています。つまり、笑顔で「いらっしゃいませ」と言うだけで、お客さまの心をつかむ力はぐんと高まるのです。

 

 セミナーを終えるころには、皆さんの顔つきが明るく、柔らかくなっていました。「明日から試したいです」という声も多く聞かれました。笑いながら学ぶと、知識は小難しい理屈ではなく、体にしみ込む実感として残るのだと改めて感じます。

 

 フェリーのうどんで始まり、笑顔の連鎖で締めくくられた鹿屋の一日。ユーモアが広がれば、人も地域も元気になります。そんなことを実感できた研修会でした。