笑いプロジェクト

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漫才見てください

池田市のある小学校。奇数月の第二土曜日。朝から学校を解放して、子どもたちが集える場「ワクワクdoyo」を開催している。

校長先生を中心に、PTA役員やまちの人たちが参画。

 

好きなプログラムを自由に渡り歩いて楽しめる。他の小学校の子も、幼稚園児も、誰でも来てもOK。

 

まちの無線クラブのおじいちゃんたちが無線をさせてくれたり、お母さんたちが読み聞かせをしてくれたり、卒業生のお兄ちゃんたちが体育館でバスケを一緒にしてくれたり、それはそれは楽しそう。

 

去年から、近隣の大阪大学落語研究部が「笑いの教室」をしてくれている。漫才や落語を一緒にしよう!というプログラム。

最初はなかなか来てもらえなかったけど、今年5月のワクワクdoyoには、10人以上が参加して、2組の漫才チームが、最後に舞台で発表してくれた。

 

そう!ここでは、子どもが自分で選ぶので、興味ないプログラムは最初から最後まで子どもを待つだけで終わる。というなかなか過酷な環境でもある。中には優しい心遣いをしてくれる子もいて、「皆いかないっていうから来ました」なんて救われる時もある。(初回はそんなかんじだったなぁと辛い記憶)

 

さて今年の5月。来てね!と待つのではなく、2時間のうちの最初の半分は、体育館で子どもと遊ぶことにした阪大落研メンバー。バスケにバドミントン、、してるかと思ったらバスケットボールでバレーボール。昔の蹴鞠みたいな感じで楽しそうだ。

と思えば、2人の女の子が阪大生に声をかけた。「漫才みてください」

 

漫才見せてくれた子も一緒に運動した子も、「笑いの教室」に集まった。

まずは体育館で「漫才みてください」と申し出てくれた2年生の女子2人。

テンポもいい ネタもよくくれている なによりも声が大きくて物おじしてないのがいい。歌うようにリズムよく演じてくれた漫才に笑わせてもらった。

 

それをみて刺激されたか 仲良し4人組。

ワイワイ楽しげに演じながらネタを作って、オリジナル漫才というかコントができた。お稽古のたびにブラッシュアップされていく。稽古が楽しいらしい。

 

阪大落研メンバーの臨機応変に一緒に楽しむ姿勢に誘発されたのか。いい空気が満ちてくる。

修了式では、前に出て、みんなの前で披露。笑ってもらってた。

 

楽しい気持ちから、笑えるなにかが生まれてくる。

屈託なく、懸念なく、忖度なく、楽しいままにやりたいことやる。こんな時間。きっと彼らの何かを成長させたはず。

「笑わせる」「楽しませる」って姿勢。成長に大事なことの一つだな。きっと。

 

商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント

堀 登志子