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ちょっと昔だが、パウルクレー絵画展に行ってきた。かれこれ3度目。今回は兵庫県立美術館。
絵画展にしろなんにしろ、展覧会というのはキューレターによって、こんなに印象と記憶を変えるのかとおもった?
帰宅してから前回の画集をみたら、さっき見たのと同じ絵が載ってるじゃないか。忘れた、、のも確かにあるかもしれないけど、同じ絵を見て今回はがっつりつかまれて記憶に残されたのは、絵への向き合い方の違いが大きい気がする。
それが今回感じたキュレーターの存在。
今回は、時代を追って、クレーが何に影響され、その作品が生まれたのか、細かな解説がほほ一点ごとについていた。読んでから絵を見る。絵を見る視点が変わる。
最初の解説にやられた。「ペルセウス(機知は苦難に打ち勝った)〈インヴェンション〉より」。解説は「顔つきが彼の行動を反映しているのだ。下地にある苦痛の痕跡のうえに笑いが混ざり合い、ついには笑いが優位となる。」
笑いに到達するのだ。これから戦争の時代に向かう中で、どう生きるのかを考える時、そこに目をむけざるを得なかったのだろうか。
こんなに解説をしっかり読んだ(読まされた?)絵画展は始めてだったかも。ひとつひとつしっかり記憶に残された。
さて、がっつり記憶に残された絵。
いつになるかわからないけど、四回目のクレー絵画展で「あら始めて見たわ」てなことになりそうな気もする、、今日この頃。
商店街アドバイザー ユーモアコンサルタント
堀 登志子