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落語のまちで紡がれる獅子舞

 落語のまち池田を掲げた大阪府池田市。ここで獅子舞の商店街練り歩きを始めて13年目のお正月。

 コロナの間も一度も中止せずに続いてきた獅子舞。豊来家玉之助さんを筆頭に、西宮神社獅子舞講。そして大阪大学落語研究部で商店街を練り歩き、お店を一軒ずつ寿ぎ、時々獅子舞、そして太神楽。

 

 初回、始めてお獅子様をみた子どもたちがギャン泣きした。そりゃ怖いよねー。

 その泣いてた子どもが大きくなって お獅子様にからんでくるようになった。中にはファンになって一日ついてくる子もでてきた。今年はノートで小銭を包んで投げてくれる子どもまででてきた。

 

 毎年二日間だけだけど、一回一回紡いでいる獅子舞。毎年来てくれる人もいる。今年はずっと福井から来てくれてて、しばらく途切れてた親子が来てくれた。なんと小さかった小学生が中学生になってた。「覚えてるかな」の声に振り向いたら彼がいた。大きくなって。


 めでたいことを紡いでいくと人の縁がつながる。13回目を終え、獅子舞に絡もうとする子どもたちが、また増えてた。さわりにくる。語りかけてくる。彼らの中に獅子舞が刻まれ、根付くなかで、お正月の習慣に、そして、このまちの文化になっていくのだろう。

 

 来年も大口開けて笑ってお獅子様をお迎えできますように!

 

 初春

 

 

商店街アドバイザー 堀 登志子