笑いプロジェクト

笑わせ力で伸ばす人間力・企業研修・社員研修

笑わせ力でトップセールスを実現

日本笑い学会石巻大会ご報告 vol.1

7月15日16日。宮城県石巻市で日本笑い学会が催されました。

2011年の東日本大震災の震源地に近く、漁港で栄えたまちは北上川に隣接しながらも、無堤防地帯であったため被害は大きなものでした。そんな中で「それでも笑うんだ」とまちの復興につとめられた亀山市長は、日本笑い学会石巻支部の支部長です。

まちにはまだ震災の跡が残っていました。未だに仮設住宅での生活を余儀なくされている方も、たくさんいらっしゃるようでした。そんなまちで開催された大会。私たちを迎えてくれたのは、主催した石巻支部の皆さんの明るい笑顔でした。「来てくれてありがとう」と、最初から最後まで、声をかけて下さいました。大会の企画から運営まで大変なことなのに、誰も「やらされている」感がありませんでした。

 

きっとたくさんの辛いことを経験され、未でも解決していないこともあるのでしょう。でも「笑って前をむくんだ」と、皆さんが力をあわせていらっしゃる姿に心をうたれました。「笑い」はなにものにも打ち勝つ力、人が天から与えられた「生きていく力」なんだと、改めて感じさせられる二日間でした。

長である亀山市長の「それでも笑う」の精神は、まちにも生きていました。ハードの復興は始まったばかりの感ですが、まちに若い人がたくさんあふれています。トレーラーハウスで飲食店を経営したり、浸水して使わなくなってしまった旧い建物をギャラリーに設えていたり、色々なことを試みていました。市長がおっしゃるには、「ボランティアで来てくれて、そのまま住み着いて下さった」方々だそうです。「笑う」ことで乗り越える決意が、まちに力を与え、笑い声をまちに響かせ、人を惹きつけているのでしょう。

 

笑いの力を芯から感じさせる「心にしみる」学会となりました。石巻のまちの皆さん ありがとうございました。

 

 

日本笑い学会理事 商店街よろず相談アドバイザー 堀 登志子

 

 

※次回は、この笑い学会で研究発表させていただいた「高齢者へのアクティブラーニングの可能性 堀登志子」の報告をさせていただきます。